少し前にご紹介した、カンボジア鉄道試験運行。
14年ぶりの再開ということで、せっかくだから再開1号プノンペン→シハヌークビル間に乗ってきましたので感想を。
チケットは事前販売で、2週間ほど前に入手。たまたまベトナムに陸路で行っていた帰りにちらっと駅に寄ったら売ってくれた。その段階ですでに半分は埋まっていたが、3日ほど前に電話した人は完売だったとのこと。
チケットには朝7:00出発の文字が。また料金は$7という事前アナウンスだったけど$6でした。
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前日の夜行バスでシェムリアップからプノンペンに移動。12時出発で朝6:30到着とのこと。
7:00出発の鉄道に間に合うかどうかは(カンボジアタイムで)微妙だがとりあえず行くことにする。
2016年4月9日朝。バスは6:45到着。おお、でかした。そのまま駅までバイクタクシーで向かう。とは言え、鉄道もカンボジアタイムだろうからきっと7:00に出発するはずがない!早くても7:30過ぎだろうと想定。
駅前は閑散としている。本当に運行しているのか? 駅前。太陽は上り始めたばかり・・・。 駅構内も閑散・・・。この段階で6:55・・・。 駅を抜けると、係員がチケットをチェック。走れ走れと急かす。この段階でやっとやばいなと言う雰囲気を感じる。
前方にある黄色い車両は駅員が利用。乗客はブルーの車両だとのこと。とりあえず、すぐ飛び乗れと急かされ飛び乗ると、本当にすぐに出発・・・。おお、ヤバかった。
これ、絶対に乗り遅れた人いるだろうと推測。カンボジアタイムはもう無くなったのか・・・。これも時代かな。
車内は結構混み合ってるけど、指定席だから安心。とは言え、窓側シートを購入していたが、誰か座っていたから通路側に・・・。
車両内では水の配布が開始。一人一本無料です。エアコンはパナソニック・・・。社内は快適。ちなみにテレビもついてます。
どんどん進んでいきます。バラックに蓮畑・・・。 ところどころに手動式踏み切りがあります。どうやって人雇っているんだろう・・・。
連結部。結構スピード感ありそうに見えるけど、そんなにはない。 トイレは思ったよりもきれい。 仲良し親子。
9:15(プノンペンから2時間15分) タケオ駅に到着。停車時間は10分ほど。簡単な屋台があるのみ。
車内にはアンコール遺跡の写真やら彫刻やらなどが飾られています。
後方に発電機が乗った貨物車両があり、こちらでエアコンやテレビなどを動かしてます。 3両目はパーティー車両だとのこと。 どこを見ているんだ、このドラえもん(偽)は・・・。 コンポントラッチに近づいてくると、岩山が見え始めてました。カンボジア人旅行者からは「キレイ(スアート)」と言う言葉が。
しかし、することが何もない・・・。みんな寝始めました・・・。
しばらくして・・・。だんだん塩田が見えてきたぞと思っていると・・・。
11:30(プノンペンから4時間30分) カンポット駅に到着!ここで30分ほど休憩だそうです。
車内では何も売ってないから、ここ大事です。
カンポット駅。10年前に行ったけど、なんも変わってない。 昔の枕木が大量に積み重ねられています。何かに使えないかな。 お、ここが屋台エリア。 一緒に乗ってきた人のほとんどが注文。おかずはあるけど、お米が途中で切れたため終了・・・。仕方なく、ビールを飲むことにしました・・・。 駅構内はなんも変わってない。ちなみにここがトイレ。
で、30分ほど経過して再出発。予定では15:00にシハヌークビル到着。問題なく辿りつくのか・・・。
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・ 暇(中略)
周りがざわついてきたと思ったら・・・。海が!
お、だんだんバラックが見えてきた。これはもしかすると、もうすぐ到着では・・・。
おおお。この形は・・・。
とうとう到着です。時刻は14:45(プノンペンから7時間45分)。カンボジア鉄道やりました!
「ウェルカム、ファーストトレイン プノンペン-シハヌークビル」協賛インディペンデンスホテル
と、いうことで、何の問題もなく、試験運行は終了です。
ちなみに・・・。
実際いろんな謎が生まれたので、後日プノンペンの駅に行って調査を・・・。
3$、4$、5$、6$とあるが、これは何なのかと聞くと、タケオ州で降りると3$だとのこと。なるほど。
では、いつから、本当に運行始めるんだという、一番大事な質問に対し・・。
「俺らも、分かんね。」
で、終了。まあ、カンボジアだしね。
おまけ、10数年前のカンボジア鉄道写真。
プノンペン~カンポット旅
勝手なビジネス考察
もともと、僕の本業が、旅行会社の企画・情報担当だったんですよね。カンボジアをベースでいろんなツアーを造成するわけなのですが、意外と人気があったのがその国の鉄道に乗るというもの。もちろん、そんなに需要があるわけではないのですが、日本だけでなくいろんな国で同様のツアーが造成されているわけなので、それなりにツアーとしても売れることになるかと思います。
ただし、8時間ぶっ通しで乗るわけではなくて、プノンペン-タケオ駅間、シハヌークビル-カンポット間だけで、そこから車両に乗り換えて、観光と言う感じでしょうね。
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