海外の旅行会社で働いていると、様々なトラブルが舞い込んできます。
そのトラブルなんですがあらゆる角度(お国問題、会社問題、お客様問題、スタッフ問題、その他たくさん360度)で大なり小なり来るわけなのですが、忘れたころにたまーに来る問題があるので少し紹介しますね。
それがこれ、”シェムリアップ空港は、入国日に出国できない!”問題。
まあ、そんな人はあんまりいないんですが、ごくごく稀に午前便でシェムリアップに到着して、アンコールワットを見て、夜便で出国!なんて人もいます。
で、そんな場合どうなるかと言うと、空港チェックインカウンターで、「キミ―、出国できないよ」と言われ、どんなに泣きさけぼうと許否されるわけなんです。
中には、バンコクの空港で日帰りチケットだから出国させられないと言われた人もいました。
通常、同じ航空会社のチケットを購入する場合は、日帰り出国できないことを教えてくれたりもするんですが、航空会社によってはチケットに一言記載しているだけや、そもそも別の航空会社を組み合わせている場合などは航空会社もあなたのスケジュールを知ってるわけでもなく、空港チェックイン時に呆然とするわけなんですよね。
一応、このケースにぶち当たってしまった場合の最終手段を申しますと・・・、
1.財布と要相談(ご想像にお任せパターン@空港)
2.別の空港、陸路で出国する
のどちらかになります。ちなみにシェムリアップからタイの国境までは片道2時間、バンコクまでは5~6時間ほどで、料金はタクシーなどで合計100~150ドル程度。
また、空路でプノンペンに移動して、そこから出国というのも可能ですが、これも時間的にはかなり大変です。
ということで、日帰りはお薦めしないので、インターネットで航空券を買う場合などはご注意くださいませ!
ちなみにベトナム航空のチケットに記載されているのがこちらです。
Warning:
– Visitors are not permitted to make day trips (i.e., arriving
and departing on the same day) to Cambodia.
– Except for holders of government duty passports.
– Except when arriving and departing in Phnom Penh.(プノンペン入出国は除く)
勝手なビジネス考察
実のところ、このルールがいつ、どうして、どこ(条例なのか法律なのか)に、何のためにできたのかが分からないのですが、現実、シェムリアップでは問題としては発生しており、多くの外国人が泣かされてきてます。
他の国でも同様のルールがあるケースも考えられるので、ゆっくり時間を持った観光&移動を~。
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