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先日ご紹介した、噂の詐欺軍団の話ですが意外と続きます・・・。（僕も想定外）
”【続報】シェムリアップに噂の詐欺軍団が流入中！被害者多数発生中の模様です”後、4日程何事もなく、普通に生活していると、第一被害者が飛び込んできました。
前日にワイン2本空けて、二日酔いでもう動きたくないなーと思っていた朝9時、まさに飛び込んできたんです・・・。
先ほど警察から電話があり、至急警察に来てほしいって。とりあえず英語か日本語話せる人を連れてきてとのことで・・・。
で、到着した空港近くの州警察本部。（片道30分、その間二日酔いのため会話なし）
調書作成で約2時間経過。僕は二日酔いのため睡眠。
で、別に同行したカンボジア人スタッフが日本語版の調書をクメール語に翻訳。（警察の決まりとして、警察、被害者以外の第三者であるカンボジア人通訳の同行が必要とのこと）
こちらが日本語版の原本
12月26日 午後2時頃、私はシェムリアップ川沿いの道を歩いていて、リビエラホテル近くで、モナという人に“その靴かわいいね”と話しかけられる。どこから来たの？と聞かれて日本と答えると、私の兄弟も新宿の病院でナースの仕事をしている。日本に戻った時に、その兄弟とご飯を食べにでも行ってほしいと言われ、その兄弟と思われる人にその場で電話をかけて、少し話しました。
そして電話を切って、モナがマレーシア料理のレストランを知っているので明日一緒にランチしない？と言われ、別れた。
12月27日 私は20分くらい遅れて待ち合わせ場所に行きました。モナは川沿いの椅子に座ってました。その時にアドレスと電話番号を交換。するとモナはどこかに電話してしばらくするとバイクに乗った男の人（おそらくカンボジア人）が迎えに来て、レストランに行くと思っていたのでバイクに乗った。でも着いたのはモナのいとこが住んでいるという家。家の前に服を着たネコと、イヌがいたのでアイフォン5Sで写真を撮った。
中に入り、モナの兄弟というトムと、もう一人の女の人がいて、ご飯をごちそうになった。家についたのはたぶん10:40頃。食事が終わりテレビを見ているとトムが自分の仕事の話をしてきた。彼はカジノを世界中でやっている。個室にまねかれ、引き続き仕事の話を聞かされ、しばらくするとモナも部屋に入ってきた。すると説明の途中でチャイムが鳴り、自称ブルネイ人のおかまが入ってきた。するとトムは勝手にポーカーゲームを始め、強制的にやらされて、何ゲームかやって、モナと私は1つのチームでブルネイ人とゲームをやらされたのですが、はじめは私たちが買った。そしてその後、ブルネイ人が100ドル札の束を4～5位出してきて、チップ？コインと変えた。
相手がかけた金額と同じ額を賭けなくてはいけないと言われ、お金ないと言うとカバンの中を見られ、中に入っていた400ドルとアイフォン5SとWi-Fiルーターを保証金として取られる。モナも携帯や時計などの金品を一緒に預ける。お金が足らないと言われ、ゲストハウスに帰るにはお金が必要と言われたので、モナとバイクのドライバーにアイフォン6＋を5台買えと言われラッキーモールに連れて行かれる。でもカードが使えなくて、その後、近くのATMに行き、1000ドルを引き出されそうになったが、落とせなくて、隣のATMに移動して600ドルと200ドルを2回に分けて引き出された。ATMにはモナも一緒に入って、モナがATMを操作した。
ずっと一緒に付きまとわれていたので、逃げることができなかった。
お金を引き出して、また家に戻り、お金を渡した。
本当に最後と言われ、カードゲームを1回やらされ、お互いもらったプレイカードを封筒に入れ、明日結果を一緒に見ると言われた。
トムがブルネイ人に内緒で私たちに相手のカードを見せてきて、その結果、私たちが絶対に勝つから、そしたら預けたアイフォン5S、Wi-Fiルーター、お金は戻ると言われた。そして、モナ、バイクのドライバーにゲストハウスまで送ってもらい、12月28日の12:00お昼に迎えに来ると約束された。そして、アイフォン5Sの代わりに、変なHITという携帯を渡され、何度かメールや電話、Gmailにもメールが来たが、連絡は取れなくなった。
ほぼ原文まま
で、拇印を押して終了。
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該当エリアに住んでいる外国人のリストを取り寄せてますが、（パスポートコピーを見せながら）この中で見たことある顔ありますか？
分かりました。とりあえず、今日は大丈夫なのでお帰り下さい。
ありがとうございます。仕事むちゃくちゃ早いですね！
で、その後、犯人の家があったと思われる場所を二人で探すこと約30分。見つかんないし、暑いし、腹減った。（この段階で14時頃）
で、食べていると。被害者1に警察から電話が。
で、到着した警察の指定した場所がここ。さっきまで制服着ていた人たちが私服でものすごく村人と化していました。
この奥に、たぶん犯人の家があるんだ。さっき写真撮ってきたから確認して。
そうですココです！この服を着たネコは間違いないです！
じゃー、今から踏み込むから。とりあえず隠れていてね。
で、5分後。容疑者は任意同行という形で車で連行され、残された僕たちは現場の確認などをしました。
じゃー、これから容疑者3人を順番に取り調べるのでとりあえず今日はおしまい。また明日連絡するから来てね。
続く・・・。（この段階で17時過ぎ、今日は何の仕事もできていない・・・）
勝手なビジネス考察
状況を補足すると、それまでアンコールワット近くのツーリストポリスに捜査依頼をしていたそうなんですが、ご飯を奢らされ、デートに誘われただけだったそうです。
今回は在住日本人数名からいろんな人を紹介され、警察本部まで話が伝わってきちんと捜査が始まったようです。それにしても、驚きの警察の処理能力。カンボジアとは思えない速度で動きました。(続くけど）
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YOICHI KOMATSU
いや～久々読み入りました。事件に遭遇するのは簡単でしょうが、事件解決に参加出来る事は、稀ですよ。映画で言えば、準主役級です。
でも、良かったですね。
二日酔いの所お疲れ様です。