2020年2月25日
ナショナルオリンピックコミッティーにて、カンボジアプロフェッショナルボクシングコミッション(CPBC)の設立イベントが開催された。
イベントにはカンボジアボクシングフェデレーション(CBF)よりChheung Yav Yen氏、また CPBC会長Buy Sophoan氏のほか、日本からは京都にある本橋プロボクシングジム会長本橋行治氏(CPBC副会長)ら関係者が参加した。
今回のコミッション設立に先駆け、2019年度にはCBFと本橋プロボクシングジム間でMOUが結ばれており、カンボジア人ボクサーの日本での強化トレーニングが実施されている。
今後は、2023年にプノンペンにて開催されるSEAゲームに向けた活動や、カンボジアのボクシングの商業化を見据えた各種イベント、また日本とカンボジア間での合同練習、強化合宿などが検討されてるという。
また、これにより、カンボジアボクシングが世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)、世界ボクシング機構(WBO)などに加盟するファーストステップとなりそうだ。
【補足】今回、本橋会長のスピーチ原稿をいただきましたので、下記に紹介いたします。
「カンボジアの皆様、日本から来ました本橋プロボクシングジムの本橋です。よろしくお願いいたします。 まず初めに私は日本人を代表しまして、皆様にお詫びとお礼を申し上げます。 お詫びというのは、先般、日本に寄港する予定だったウエルダム号が日本国内では受け入れられず、カンボジアのシアヌークで受け入れてくださったことに対してお詫び申し上げます。 そして、受け入れてくださったことに対して、フンセン首相をはじめカンボジア政府、カンボジア国民の皆様の大英断に対して、尊敬の念とお礼申し上げる次第でございます。
そして今回カンボジアボクシング連盟の一部として、カンボジア只一つのプロボクシングの団体 が立ち上がったことを感謝しその内部の人間として活動できることを喜び誇りに思います。 そして、カンボジアで 只一つのプロボクシング団体を立ち上げましたが 新しいスポーツ文化を育て世界に通用するプロボクサーを育成していくということは大変な時間と根気のいることです。 そこをご理解いただき暖かい目で見守って頂きたいと思います。
なお、私、そして私の家族はカンボジアを第二の故郷としてカンボジアの方々と一緒に力を合わせていきたいと思います。」