【公募案件】(新規)カンボジア 灌漑排水国家標準設計基準策定プロジェクト 業務調整/研修/広報 専門家 独立行政法人 国際協力機構(JICA) 調達・派遣業務部 人材確保課
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職務内容等
派遣期間/業務期間/委嘱期間 | 2022年5月中旬~2024年5月中旬(予定) ただし、2022/04/06からの1週間、赴任前研修を受講していただきます。なお、派遣時期及び派遣期間については、変更の可能性もある点をご了解ください。また、書類選考、面接選考に加え、健康診断に基づく当機構顧問医による判定を経て、派遣が最終的に決定されます。詳しくは「健康診断について」(https://partner.jica.go.jp/servlet/servlet.FileDownload?file=0152t000000EPYr)をご覧ください。 |
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募集分野 | 援助アプローチ/戦略/手法;多岐にわたる分野 |
求められる資質と能力 | 本件は格付けB号です。 本件で求められる資質と能力は以下の通りです。
[★★★:非常に重視する ★★:重視する ★:参考程度 -:不問] |
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案件の背景 |
カンボジア政府は、国家開発計画である「第四次四辺形戦略(2018-2023)」及び「国家戦略的開発計画(2018-2023)」において、カンボジアの持続的発展に向け、農業セクターの発展と農村開発を重要課題として掲げている。これを受け、農林水産省(以下、「MAFF」という。)が策定した「農業セクター戦略開発計画2019-2023」(2019年)では農業生産性の向上や多様化、商業化とともに、農業生産に直結した灌漑システムへの投資と、維持管理の強化など農業の近代化に重点が置かれている。 また、カンボジアの灌漑排水施設は、政権交代、内戦、財政不足など多くの課題に直面してきた結果、多くは老朽化しており、ポルポト政権下で不十分な技術により建設されたために機能していない施設が多い。そのため、水資源気象省(以下、「MOWRAM」という。)が策定した「水資源・灌漑セクター戦略開発計画2019-2023」(2019年)では、老朽化もしくは十分に機能しない多数の既存灌漑排水施設の効率的な改修や、新規建設による更なる農業生産性向上と灌漑面積の拡大を進める方針である。 しかし、カンボジアでは、灌漑排水構造物の設計に関する国家としての標準設計基準書が無いことから、MOWRAMや州水資源気象局(以下、「PDWRAM」という。)の技術者や民間コンサルタント会社の知識・経験、もしくは灌漑分野の支援を行う開発パートナー独自の基準を活用した設計が行われている。 その結果、同様の施設で異なる品質や構造強度が存在し、投資費用のばらつきや、統一性のない構造形状による運用維持管理の複雑化、各事業の設計基準パラメーターが異なることによる品質検査の難しさ、MOWRAMの施設運営・管理コストが増大することにより、効果的な予算配分が阻害されるなどの課題が見られる。以上のことから、MOWRAMは「国家水資源管理・持続的灌漑に関する長期計画及び投資計画2019-2033」において、灌漑排水施設の設計、施工、監督にかかる国家基準の欠如による貯水・灌漑施設の設計・施工品質の違いを主要な開発課題として特定した。カンボジアではその状況に適した灌漑排水施設の標準設計基準書の策定を必要としていることから、本案件が要請された。 |
業務/委嘱の目的 |
各種調整業務及び会計業務を適切に行い、円滑なプロジェクトの推進に貢献する。加えて、第三国研修、本邦研修の円滑な実施に寄与し、各種広報業務を通じプロジェクトの認知度を高める。 |
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期待される成果 |
<業務調整> ・プロジェクト関係者間の意思疎通が円滑に測られ、プロジェクトの投入(日本側の投入のみならず、カウンターパートの配置、ローカルコスト予算等の先方の投入等)が計画的に行われ、プロジェクトの活動が計画通りに実施される。 ・日本側の事務、会計、庶務が規則通りにかつ効果的に行われる。 ・進捗状況に応じた各種報告書が遅滞なく提出される。 <研修> ・第三国研修に係る調整等が円滑に実施される。 ・本邦研修に係る調整等が円滑に実施される。 <広報> ・プロジェクト活動に係る各種広報が促進され、プロジェクトの認知が広がる。 |
業務/職務内容 |
<業務調整> ※現時点での案であり、今後変更される可能性があります。 |
業務対象国/勤務地 | カンボジア プノンペン |
配属先 | 水資源気象省 灌漑気象技術サービスセンター |
チーム構成(日本側専門家構成)・プロジェクト全体構成 |
本プロジェクトには本ポストの他に、長期派遣専門家1名(チーフアドバイザー/審査制度構築)、業務実施契約によるコンサルタントチームが従事する予定です。また、本プロジェクトの全体期間は2022年3月から2026年3月までの予定です。 |
募集人数 | 1名 |
案件関連参考情報 |
関連資料を希望する方は、edga1@jica.go.jpまでご連絡ください。 |
応募条件等
語学力 |
英語 以下のレベル以上であること 1)高いコミュニケーション能力を有する。 2)TOEIC730点、TOEICS&W290点、TOEFL550点(CBT213点、iBT79点)、英検準1級、国連英検B級、IELTS 6.0、ケンブリッジ英検FCE以上 クメール語(が更にできると望ましい) 以下のレベル以上であること 1)業務上、必要最低限のコミュニケーション能力を有する。 ※その他の資格試験については、 |
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学歴 | 学士あるいは同等程度 |
必要な技術資格 |
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関連実務年数 | 5年以上 |
青年海外協力隊経験 | 不問 |
必要な業務経験・能力 |
以下の経験が望ましい |
待遇 |
本公募対象案件の待遇は、専門家の待遇に準拠しますが、格付け(号)はB号となり、在勤基本手当てとして月額388,800円を支給します。その他、派遣時の待遇についての詳細は「JICA専門家の待遇」をご覧ください。応募にあたっては、これらの待遇に同意されていることが条件となります。 なお、諸事情により、当初公募の派遣期間から実際の派遣期間が変更となった場合は、実際の派遣期間に基づいた待遇が適用されます。また、派遣期間が1年未満となる場合は短期派遣専門家としての待遇となり、前述の派遣手当ではなく、旅費、日当および宿泊費をお支払いいたします。 ただし、次の1から3のいずれかに該当する方(JICAから派遣されている専門家、ボランティア等の人員も含みます。)は、上記によらず旅費、在勤基本手当を含む派遣手当、国内給付、その他福利厚生及び旅行制度等の待遇が異なることがありますので、必ずこちらをクリックし、関連資料を確認したうえでご応募下さい。 1.専門家に内定した時点で海外に在勤・居住している場合 ※各種手当は、毎年10月1日に規約改正されます。 |
募集期間 | 2022/01/07 ~ 2022/01/19 正午(日本時間) |
応募方法
応募方法 |
1.国際協力人材登録の完了(及び企画調査員(企画)ロスター登録) 2.必要書類一式の添付 (1)専門家履歴書(提出必須) ※PDFで提出
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(2)写真(提出必須) 写真のアップロードが難しい場合には写真貼付台紙をダウンロードしてご活用ください。 (3)業務企画書(提出必須) ※「Word」ファイルで提出 ① 本件業務に「求められる資質と能力」の内、特に「★★★」並びに「★★」としている項目を参考にして、本業務に対応可能であることを説明して下さい。 なお、以下の点を含めるようにして下さい。 ※なお、履歴書上で、公募条件に「必須」と記載の条件を満たしているかどうかの有無が確認できない場合、業務企画書中に「必須」の条件を満たすことを示す経験、資格等を記載して下さい。 (4)語学資格証明書(写) ※PDFで提出 (5)海外居住状況確認書(提出必須) ※「Word」ファイルで提出 |
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応募時必要書類 |
専門家履歴書 業務企画書 写真(所定の写真貼付台紙に貼り付け) 語学証明書 海外居住状況確認書
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選考手順 |
書類選考、面接選考、語学証明書、健康診断の結果等を総合的に判断して候補者を決定します。 1. 応募書類に基づく書類選考結果通知 2. 面接選考 3. 面接選考結果通知 4. 面接選考合格後に健康診断等を実施します。 ※選考結果及びその理由についての個別の照会には一切お答えできません。また、応募書類は返却いたしませんのでご了承ください。 |
応募時の注意事項 |
【全公募案件共通の応募条件】 次のいずれかに該当する方は応募できません。また、内定後に該当することが判明した場合は不合格または派遣中止とします。 【個人情報の取り扱い】 |
問い合わせ先
お問い合わせについては、順次メールにて回答させて頂きます。場合により、公募締切日時までに回答ができないことがございますので、予めご了承ください。
JICA調達・派遣業務部人材確保課
FAX 03-5226-6316
E-mail outas@jica.go.jp
〒102-8012 東京都千代田区二番町5-25 二番町センタービル
JICAからのひとこと
本案件は長期専門家と業務実施契約によるコンサルタントチームが連携して従事する予定であり、加えて、国の灌漑設計基準の策定を進めるため、配属機関以外の他部局・他省庁や関連する開発パートナーとも調整が求められます。多くの関係者との調整が必要になることから、これまでの業務調整の経験を活かすことができ、さらに高めていくことが可能なポストです。治安が比較的安定しており、在留邦人も多く住みやすい都市で業務に取り組むことができます。