職務内容等
派遣期間/業務期間/委嘱期間 | 2024年2月下旬~2026年2月下旬(予定)ただし、2024/02/08からの1週間、赴任前研修(オンライン)を受講していただきます。なお、派遣時期及び派遣期間については、変更の可能性もある点をご了解ください。また、書類選考、面接選考に加え、健康診断に基づく当機構顧問医による判定を経て、派遣が最終的に決定されます。詳しくは「健康診断について」(https://partner.jica.go.jp/servlet/servlet.FileDownload?file=0152t000000EPYr)をご覧ください。 |
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募集分野 | 援助アプローチ/戦略/手法;民間セクター開発 |
求められる資質と能力 | 本件で求められる資質と能力は以下の通りです。
[★★★:非常に重視する ★★:重視する ★:参考程度 -:不問] |
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案件の背景 |
カンボジアはメコン地域の南部経済回廊上に位置し、近隣国との水平分業や国際貿易の中継基地としてのポテンシャルを有する要衝に位置している。当国では立地特性を生かした産業開発を指向し、産業開発政策(Industrial Development Policy 2015-2025:IDP)では、物流マスタープラン(物流MP)の策定及び実施が優先課題とされ、カンボジア政府はJICAと世界銀行の支援を受け、2018年に物流MP(案)を策定した。具体的な物流政策立案、実施のため、公共事業運輸省の中に、2016年に物流総局を新設するとともに、National Logistics Council (NLC)及びNational Logistics Steering Committee(NLSC)を設置する等、体制整備を進めている。 物流MPは、公共事業運輸省が運輸セクター部分の記載を充足した上で、2020年にインテリムレポートとして承認され、実施促進されてきた。近年においても、国道5号線の改修や、鉄道北線・南線の改修、カンボジア-タイ間の国際鉄道運行にかかる合意、シハヌークビル港やプノンペン港の拡張、タイに接続するストゥンボット新国境の暫定開通等、主要インフラの整備やボトルネックの改善が進められてきた。また、「物流システム改善プロジェクト」(技術協力プロジェクト、2018~2023年)では、物流MPに基づき、グリーン物流、コールドチェーン、トラック近代化等に関する政策策定が進み、事業進捗を含むモニタリング・評価が行われ、その成果は物流MPの年次報告書にまとめられている。このように物流MPの策定及び優先事業の実施体制が整いつつある一方で、定量的なデータや定期的なモニタリングに基づく物流改善に資する計画策定や事業の実施促進・調整及び越境交通の改善には依然課題がある。 以上を踏まえ、今後も堅調な経済成長を背景に物流量の増加やサービスの高度化への需要の高まりが見込まれる中、モニタリングの結果や定量的なデータに基づく計画策定能力の強化、インフラ整備やソフト施策の実施能力の強化、越境交通改善のためのファシリテーション能力強化を通じた、物流コスト・時間の縮減と物流サービスの質の向上が、産業開発にむけた最重要課題の一つとなっている。 |
業務/委嘱の目的 |
越境交通円滑化/業務調整専門家(直営)とコンサルタントの専門家チーム(業務実施契約)と連携しつつ、円滑なプロジェクトの実施を主導し、カンボジア政府との同プロジェクト実施にかかる良好な関係性の構築することで、チーフアドバイザーとしてプロジェクト目的の達成のために貢献することを目的とする。 |
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期待される成果 |
プロジェクト活動の円滑な実施、成果及び目標の達成にむけ、関係者間の質の高い対話・協議が促進される。 |
業務/職務内容 |
(1)プロジェクト全体総括、進捗管理、質の管理(モニタリングレポートの最終化、JCC開催調整)を行う。 ※現時点での案であり、今後変更される可能性があります。 |
業務対象国/勤務地 | カンボジア プノンペン |
配属先 | 公共事業・運輸省 |
チーム構成(日本側専門家構成)・プロジェクト全体構成 |
本プロジェクトには本ポストの他に、長期派遣専門家1名(越境輸送円滑化/業務調整)、及び業務実施契約によるコンサルタントチームが従事予定です。 |
募集人数 | 1名 |
案件関連参考情報 |
応募条件等
語学力 |
英語 以下のレベル以上であること 1)高いコミュニケーション能力を有する。 2)TOEIC730点、TOEICS&W290点、TOEFL550点(CBT213点、iBT79点)、英検準1級、国連英検B級、IELTS 6.0、ケンブリッジ英検FCE以上 ※その他の資格試験については、 |
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学歴 | 学士あるいは同等程度 |
必要な技術資格 |
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関連実務年数 | 15年以上 |
青年海外協力隊経験 | 不問 |
必要な業務経験・能力 |
以下の経験が必須 以下の経験が望ましい |
待遇 |
本公募対象案件の待遇は、JICAの規定に基づき、旅費(外国旅費および日本国内の内国旅費)、派遣手当(在勤基本手当、住居手当、家族手当、子女教育手当等)を支払います。また、本邦における所属先の有無等により、所属先への人件費補てんまたは国内俸を支給します。応募にあたっては、これらの待遇に同意されていることが条件となります。 なお、いかなる場合においても、当初公募の派遣期間から実際の派遣期間が変更となった場合は、実際の派遣期間に基づいた待遇が適用されます。また、派遣期間が1年未満となる場合は短期派遣専門家としての待遇となり、前述の派遣手当ではなく、旅費、日当および宿泊費をお支払いいたします。 待遇については、「公募案件応募の手続き」の「待遇について」をご参照ください。 ただし、次の1から3のいずれかに該当する方(JICAから派遣されている専門家、ボランティア等の人員も含みます。)は、上記によらず旅費、在勤基本手当を含む派遣手当、国内給付、その他福利厚生及び旅行制度等の待遇が異なることがありますので、必ずこちらをクリックし、関連資料を確認したうえでご応募ください。 1.専門家に内定した時点で海外に在勤・居住している場合 ※各種手当は、毎年10月1日に定期改正されます。 |
募集期間 | 2023/11/02 ~ 2023/11/15 正午(日本時間) |
応募方法
応募方法 |
1.国際協力人材登録の完了 2.必要書類一式の添付 (1)専門家履歴書(提出必須) ※PDFで提出 (2)写真(提出必須)
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写真のアップロードが難しい場合には写真貼付台紙 (3)業務企画書(提出必須) ※「PDF」ファイルで提出 ※なお、履歴書上で、公募条件に「必須」と記載の条件を満たしているかどうかの有無が確認できない場合、業務企画書中に「必須」の条件を満たすことを示す経験、資格等を記載して下さい。 (4)語学資格証明書(写) ※PDFで提出 (5)海外居住/海外在勤状況の確認および同意について(提出必須) ※「Word」ファイルで提出 |
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応募時必要書類 |
専門家履歴書(履歴書に写真添付が出来ない場合は、所定の貼付台紙に貼り付け下さい) 業務企画書 語学証明書 海外居住/海外在勤状況の確認および同意について
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選考手順 |
書類選考、面接選考、語学証明書、健康診断の結果等を総合的に判断して候補者を決定します。 1. 応募書類に基づく書類選考結果通知 2. 面接選考 3. 面接選考結果通知 4. 面接選考合格後に健康診断等を実施します。 ※選考結果及びその理由についての個別の照会には一切お答えできません。また、応募書類は返却いたしませんのでご了承ください。 |
応募時の注意事項 |
【全公募案件共通の応募条件】 【新型コロナウイルス対応にかかる留意事項】 なお、JICAは渡航者に対してワクチン接種を義務付けていませんが、派遣国によっては入国時の水際対策や任国内での感染拡大防止策としてPCR検査結果やワクチン接種記録書、陰性証明書等を持参するように政府が指示を出していますので、政府指示に従わない場合、入国拒否される可能性や派遣国内での業務に支障が出る場合があります。 【応募ができないケース】 【複数の案件に応募する場合】 【選考後、派遣を決定するために必要な条件】 【派遣期間に関する留意事項】 【個人情報の取り扱い】 |
問い合わせ先
お問い合わせについては、順次メールにて回答させて頂きます。公募締切日時までに回答がない場合においても応募締切日に変更はありません。予めご了承ください。
JICA調達・派遣業務部人材確保課
E-mail outas@jica.go.jp
〒102-8012 東京都千代田区二番町5-25 二番町センタービル
JICAからのひとこと
成長を続けるメコン地域において南部経済回廊を構成するベトナムとタイの間という戦略的立地にあるカンボジアの物流戦略を構想し、実施を促進していくプロジェクトのけん引役を担う専門家ポストです。グローバルロジスティクスの動向や民間ビジネスを支えるサプライチェーンの強化等幅広い分野に関連するダイナミックな業務です。 治安が比較的安定しており在留邦人も増え利便性の高まりつつある生活環境の中で業務に取り組むことができるポストです。