知人がシェムリアップの刑務所に収監されたとのことで、刑務所内から電話がありました。(刑務所からではない。刑務所の中の他の受刑者が隠し持っている携帯を借りて)
とりあえず、食料とタバコ、寒いから服、そして出来ればお金を持ってきてほしいとのこと。
以前、プノンペンの刑務所にお邪魔したことがあったのですが、シェムリアップの刑務所は初めて。
プノンペンの刑務所とはいろいろ違いがあったのですが、とりあえず”もし”あなたが訪問することがあった際に流れだけ説明しておきますね。
シェムリアップの町から約30分ほど離れた田舎にあります。外観はこんな感じ。長いですがこれで半分くらいです。
水色の建物で学校みたい。
入口には”ウェルカム”の文字が・・・。誰に対して”ウェルカム”なんだ・・・。そして門の前には受刑者が普通に歩いている。不思議だ・・・。バイク保管係の受刑者に1000リエル払うと保管してくれる。
門は閉まっていますが、小さな通用口があり中に入れます。カンボジア人は入ってすぐ右手にある小屋で書類を書き提出。外国人は少し奥で書類を書いて提出します。パスポートが必要です。
中はなぜか、シカ、キノコ、鳥などの彫像が・・・。子供も遊んでいます。
ここからが本格的な刑務所です。この前で先ほどの書類を提出すると、係員が呼びに行ってくれます。
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この建物の左手に係員がいて荷物をチェックされます。面会前に差し入れなどはそちらに預けておきます。(衣類は差し入れできないとのこと。また差し入れのお金はその中に入れないこと)
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敷地内にはカフェや屋台が。焼き鳥や、ジュース、お菓子なども売っており、出てくるのを待つ間、のんびりできます。(値段は外とあんまり変わらない)
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知人の名前が呼ばれたので、面会室へ。プノンペンと違いきちんと柵があり、その前に10人くらい並んで面会。面会時間は10~15分とのこと。お金を渡す場合、その柵(鶏を飼うときの網のようなもので穴は直径1.5センチほど)から丸めて渡すか、両隅に幅1センチ×高さ50センチほどの隙間があるのでそこから渡すかです。
(カメラや携帯は持ち込み禁止。お財布のみOK。お金を差し入れする場合は、使い勝手がいいように適度な小さい金額(1$、5$、10$札などを数多く)が喜ばれます)
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面会終了後は、持ってきた差し入れを渡せます。アルバイトの受刑者に1000リエル払えば、目的の人に届けてくれます。
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預けていた自分の持ち物を受け取る
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帰る
ざっくりいうとこんな流れです。
知人談では、1ヵ月30$の賄賂を払うと保健室(4人部屋)に住むことができるとのことで、それを払わなければ21人部屋に戻されるとのこと。
また、刑務所内で、皿洗いのバイトをすることで1食4000リエルの食事を食べているそうです。うううむ。大丈夫かなと心配します。
グーグルアースで空から見てみると、奥行きあります。
ちなみに、プノンペンの刑務所に収監されていた日本人の小説やそのDVD、別途電子書籍などもあるので、アジアの刑務所に興味あれば是非読んでみてください。
P.I.P.―プリズナー・イン・プノンペン/沢井 鯨著
プリズナー DVD-BOX / 玉山鉄二 (出演), 鶴田真由
シックスサマナ 第22号 そうだ、刑務所へ行こう
勝手なビジネス考察
別に悪いことをやっているわけじゃないけど、何が起こるかは分かりません。(事故とか・・・)明日は我が身だと考えたりします。
彼の場合、なぜかスパイ容疑とのこと。本人曰く、全く身に覚えがないとのことですが・・・。
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