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2015年12月8日。あのアマゾンでお坊さんが手配できるお坊さん便が発売開始されました。

いやー、時代は刻一刻と変化してきており、あんまり日本にいないと時代に取り残されてきていると感じます。

 

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法事法要手配チケット 35,000円

戒名授与 20,000円  など詳細はこちら

 

 

たまたまアマゾンを見ていると、すごいサービス始まったなと思っていたところで、全日本仏教会理事長からのプレスリリースが・・・。(そんな団体あったのね)

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全日本仏教会理事長談話
「Amazonのお坊さん便 僧侶手配サービス」について

 

去る12月8日、「Amazon」は僧侶手配サービスを販売開始しました。これは、「株式会社みんれび」が2013年から展開している「お坊さん便」というサービスで、全国どこにでも定額で僧侶を手配するというものです。

背景には、「読経してもらいたいが、お寺との付き合いがない」「お布施をいくら包めばいいのか不安」といった社会からの声があるといいます。

これには、販売当初より大きな反響とともに賛否の声が寄せられており、定額で分かり易いという声がある一方、仏教界からは宗教をビジネス化しているという批判が起こっています。

私ども公益財団法人 全日本仏教会は、宗教行為としてあるお布施を営利企業が定額表示することに一貫して反対してきました。お布施は、サービスの対価ではありません。同様に、「戒名」「法名」も商品ではないのです。 

申し上げるまでもなく、お布施は、慈悲の心をもって他人に財施などを施すことで「六波羅蜜(ろくはらみつ)」といわれる修行の一つです。なぜ修行なのかというと、見返りを求めない、そういう心を持たないものだからであります。そこに自利利他円満の功徳が成就されるのです。 

今 回の「Amazonのお坊さん便 僧侶手配サービス」の販売は、まさしく宗教行為をサービスとして商品にしているものであり、およそ諸外国の宗教事情をみても、このようなことを許している 国はありません。そういう意味で、世界的な規模で事業を展開する「Amazon」の、宗教に対する姿勢に疑問と失望を禁じ得ません。しっかりと対応してい きたいと考えます。

今回のことを通して、私ども伝統仏教界は、お寺は相談しにくいという声を真摯に受けとめ、社会のニーズに耳を傾け、これからの教団・寺院運営に反映していかなければならないことを付言しておきたいと思います。
 

2015(平成27)年12月24日
公益財団法人 全日本仏教会
       理事長  齋藤明聖

 

 

 

僕がどうのこうの言う話でもないんですが、気になるのが、「お布施は修行の一つ」「見返りを求めない、そういう心を持たないものだから」という表現なんですよね。そんな発想持っている一般の人ってあんまりいないんじゃないかなと。

 

 

実際そういった現場だと、「お気持ち」でとかそういう言葉が出るんですが、お気持ちって本当に分かりづらい。

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うちも旅行会社なんで、よくあるのが、「ガイドさんや運転手さんへのチップは必要ですか?」という質問。「だいたい何か特別なサービスを受けたと感じたらお気持ちで。ケースによりますが**$くらいが相場かと」と回答したりします。

自分で言いながら、「お気持ち」って何なんだと考えたりします。「お気持ち」なら「ギフトでもいいし、感謝の言葉でもいい」はず。

 

もちろん、何かのサービスを提供するために、その人が自分の時間を使っていたり、移動したり電話したりして実際にお金がかかっていたりすることもあるので、それならきちんとそれに合わした対価を渡せばいいんですよね。

 

 

でも、「お気持ち」=「お金」ってケースの場合、って本当にはっきりしないので、お互いの金銭感覚とか経験レベルが近くないとお互い不幸になるんですよね。

 

 

だから、普通の人はハッキリさせたがるし、その基準が必要。(例:アメリカでの飲食時のチップは15%~20%が目安等)

 

基準さえきちんとあって、それがはっきりしていれば悩まないですし、高いとかボったくられたとかという意識も生まれないですしね。

 

 

なのでこれを機会にできるだけはっきり一本化してくれたらとも思います。

 

 

 

あと、今回のケースって、もともと「株式会社みんれび」が2013年から「お坊さん便」を運営していたのを、大手ネット販売会社である「アマゾン」が販売チャンネルとなったから騒ぎ始めただけですよね。

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小さな会社が自分の所だけで小さく目立たないようにやってればいいけど、大手に販売委託して目立ってきたから、それは困るみたいな。

 

そんな意識かどうかは分かりませんが、今回の騒動でそう感じる人もいるんじゃないかと思います。

 

 

 

勝手なビジネス考察

今のところ、うちの両親は健在ですし、すぐにお坊さんに何かをお願いするということはないと思っていますが(そう思いたい)、遅かれ早かれいつかはお坊さんにお願いしなければならない時期がくるでしょう。(僕が先かもしれないが・・・)

その時に、実際どこに頼むのか、その時いくら渡せばいいのか、考えなきゃならなくなると思うのですが(お坊さん便も検討)、僕が先のケースだったら、一切なくてもいいから、残された人たちでその分有意義に使ってもらいたいとは思います。

僕のブログの方向性とは違うネタですが、気になったので書いてしましました。

 

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