世界遺産「アンコールワット」。その同じ世界遺産内(アンコールトムやプノンバケン)には象に乗って観光するツアーがあります。
金額はルートによってバラバラなんですが、大体1人あたり20~25$。
少し前まで15$~20$だったのですが、需要と供給のバランスからか、全体的に5$程値上げしましたがそれでもいつも観光客でいっぱいで順番待ち、もしくは予約がいっぱいで乗れないこともあります。
ちなみにツアーで乗れるのは、
- アンコールトムの南大門→バイヨン寺院まで
- バイヨン寺院をぐるりと一周
- 南大門近くの寺院プラサットバイなどをぐるりと散策
- プノンバケンを登る
- プノンバケンを降る
のコースがあり、他のコースは追加料金で手配可能です。
気になる象まるごと一頭の価格は?
で、気になるのが象自体の価格。10年ほど前にカンボジアのラタナキリ州で、象使いに聞いてみたところ、一頭当たり1万ドル程度でしたが、最近はぐいっと値上がりしている模様。
とはいえ、定価があるわけでもなく、値段表があるわけでもなく、基本、オーナーとの交渉での購入になるのですが、2.5万ドルから4万ドルほどが相場のようですね(年齢や状態による)。もちろん売買はほとんどないみたいなので、現地に出向いて交渉が必要みたいですが。
ちなみにカンボジアには300~600頭の象(野生及び飼われている象を含む)がラタナキリ、モンドルキリを中心に生息し、他にもコンポントム、ポーサット、プレアヴィヒア、コッコン州などに生息しているとのことですが、今でも象牙のために年間に数頭殺されているとのこと。
また、飼育されている象に関しては、基本、個人の所有物という扱いになるそうで、その多くは少数民族のプノン族やクイ族が長い期間飼育(所有?)し、農作業や林業などのお手伝いをしています。
マフート(象使い)の資格取得ツアー
意外と知られていないのですが、最近ラオスやタイで「マフート(象使い)」という資格が取れるということでツアーでも少しづつ人気が出てきていますが、実はカンボジアにも以前あったんですよね。
あんまり、そのライセンスを取りたいという人がいないため、無くなってしまったんですが、今やればツアーとしてはあたりそうですね。
勝手なビジネス考察
過去、象でなにかビジネスできないかなと考えたことがありました。
しかし、分かったことは車同様、象の飼育には手間と維持費、そして飼育するための空間が必要で、その費用が馬鹿にならないということと、1,2頭ではビジネスとしては成り立たないなということでした。
金銭的に余裕があれば、数頭飼育して、ビジネスとチャレンジしてみてもいいかもですね。ニーズはかなりあるかと。ただし、そのためにはネットワークと販売チャンネルをきちんと考えていないと厳しいでしょうけどね。
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