最近、想定外の仕事(調査・物書き・旅行業・イベント・テスト勉強・出張・子育て・犬育て・二日良い)が多く、本業(えせブロガー)をかなりサボっている西村です。
さて、ここ最近、シェムリアップの地方都市や遺跡に行くことが多いんですが、最近見つけたことをご紹介。
うちで出版しているカンボジアのフリペがあるんですが、その取材を兼ねてシェムリアップ市内から130Kmほど離れているコーケー遺跡群に行ってきたんですよね。そこには35メートル(ビル10階分くらいかな)ほどの巨大ピラミッド型寺院があるんですが、このエリアって本当に田舎で電気も何もないんですよね。
で、遺跡の前には観光客が食事や休憩が出来る屋台が数軒あるんですが、毎度若ぬるめのジュースが出されていたんですよね。
一応、氷は運ばれてきているんですが、何分さほど観光客が多いわけでもなく、屋台としてもそんなに経費かけられないからあんまり氷を買っているわけではなく、巨大なクーラーに入ったジュースは氷の設置部分は冷たいけど、それ以外は微妙な温度・・・。
そんな、屋台に大きな革命が起こったんですよね。
それが、こちら、ソーラーシステム!!
屋台1軒分、扇風機8台分と、夜用のライト分をカバーするセット(配線費なども込み)が総額1000$だったとのこと。パネル一枚は大体100~200$程度だったそうです。
おおー。さすがカンボジア。携帯電話やCDの時もそうだったけど、いろんなものを飛び越してしまうんですよね。
例1(音楽)
日本 レコード⇒カセットテープ⇒CD⇒MD⇒アイポッド?
カンボジア レコード⇒カセット⇒CD⇒アイポッド
例2(電話)
日本 家庭用電話 ⇒ ポケベル ⇒ PHS ⇒ 携帯
カンボジア ほとんど飛び越して携帯
例3(映像)
日本 ビデオ(VHSやベータ) ⇒ LD ⇒ DVD
カンボジア ほとんど飛び越してVCD⇒DVD
例4(電気)
日本 電柱 ⇒ 各種発電 ⇒ 今も変わらず
カンボジア (都市部は日本と変わんないけど)地方はバッテリー ⇒ ソーラー発電
そんなカンボジアなんですが、それより面白いなと思ったのがこちら。
そう赤いソーラーパネルって実は「コカ・コーラ」の物なんですよ。
お客さんに冷たいコカ・コーラ製品を買ってもらうために、コカ・コーラの商品専用の電気式クーラーを無料で設置という驚きの販促ツールなんですよ!
もちろん、コカ・コーラ製品以外はここで冷やしちゃいけないという約束らしいんですけど、これはカンボジアでは画期的な販売戦略だなと。
たぶん、近い将来、いろんな会社が真似しそうですけど、カンボジアの変化って面白いなーと思います。
関連販促ブログはこちら
勝手なビジネス考察
ところ変われば品変わるじゃないですが、国が変われば営業方法や販売戦略が変わる。もちろんニーズもですけどね。
もうちょっと頭をひねってみると、同様の発想で、何かが生まれそうな気がしています。
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