本日ご紹介するのは、僕が個人的に4-5年かけて進めた小さなプロジェクトのお話です。
どんなお話しかと言うと知る人ぞ知る(って結構多くの人が知ってるだろうけど)あのアメリカ産の電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」
Wikiによると・・・ セグウェイ(Segway® Personal Transporter, PT)とは、アメリカの発明家ディーン・ケーメンを中心に開発され、Segway Inc. から発売されている電動立ち乗り二輪車。
を、カンボジアに持ち込んで、ついでに世界遺産アンコールワットを見学しようっていうツアーを作ろうって話です。
いうのは簡単ですが、調べれば調べるほど結構色んな壁が立ちふさがっていました。
その壁がこちら・・・
1. 1台当たりが新車で925,000円、中古でも50万円ほどと高い。(当時はもう少し安かったかも)
2. 近隣諸国で調べてるとタイ、ベトナムに販売店があったが入手は難しく、値段も日本とほとんど一緒。(ならば安心の日本で買いたいなと)
3. いくら調べても関税が不明のため、入手しても持ち込んで200%の関税がかかると約3倍の価格となるため、それは危険(お財布的に)。
4. リチウムバッテリーが空路で運べない。
5. 輸送料が高い。
6. そもそも個人購入だとあんまり現金がない。
7. さらにカンボジアの公道で乗っていいのか?(日本は禁止されている)
8. その他、当時の会社内での見えない壁など
それら、色んな理由からなかなかプロジェクトは進みませんでした。
そんな感じでしたが、定期的に日本の販売店にもお邪魔し、何度か日本のセグウェイツアーなども参加させていただき、少しずつ進めてきました。
で、今回サラリーマンを辞めたタイミングで、少し自由な時間と蓄えが出来ていたので、ちょっと実験してみようと思い、今回購入してみました。 で、その流れがこちら。
日本で第一世代のセグウェイを中古購入。新品買う予算は無いし、もし買っても関税が高かったら空港で捨てることになるのが怖かったから、まずはこれで良しと。
で分解をしてパッキング。
本体とハンドル部分は空路で自分が持ってくることにして(くそ重たかった)、タイヤとバッテリーは郵便局から海路で送付。約2ヵ月で到着。
この段階で関税がどうなるかが最大の焦点&難関であったが、空港では係から「なんだこれは」と聞かれたけど、少し説明すると、あっさりOKでスルーし、ちょうど2ヵ月経って届いたバッテリーも、特に何も言われずOK。
これバラバラだったからOKだったのか?もし全部一緒に送ってれば止められていたかも!?ちなみにこの写真は郵便局で荷物を受け取る時にチェックするサイン表です。
こんな感じで届きました。
海路、空路と分けた箱を全部開封し、パーツごとに分かれている状態がこんな感じ。一番重たい本体部分で20kg近く。
分解&組み立てに使う工具はこんな感じの物。その辺であんまり売ってないようなネジの型でカンボジアで仕入れるのは少し不安だったので日本で購入し持ち込んでます。
タイヤに空気を入れて(1本10円くらい)で完成。
ということで、1台目は無事到着&完成しました。
この後、さらに2台、第二世代のセグウェイを輸入してきましたが、この時は関税として250$ほど支払うことになりました。
勝手なビジネス考察
実際のところ、セグウェイはまだまだ特殊な乗り物ということもあり、カンボジアでも規定がない状態なんですよね。その内、いろいろ決まってきそうですが、今のところ、警察を含め、好奇心いっぱいの子供のような感じで声かけてくれます。
将来的にはいろいろ規定ができるでしょうけどね。
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