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先日、とある調査でプノンペン市内にあるスラム街に訪問してきました。

 

それは、いつもは空港へと向かう鉄道から見える景色を、実際に歩いてみるとどんな景色なのかと言うもの。

 

異なった角度から見るだけで、新しい発見や気づきもあるので、その体験を写真で紹介できればと思います。

 

 

プノンペン駅~空港間鉄道からの風景

【カンボジア】プノンペン空港-プノンペン駅間 シャトルトレイン運航開始!乗車レポート!

 

空港~駅間のシャトルは90分に一本ほどの間隔で運行こちらがエアポートシャトル。平日は1車両のみで運行。一人2.5$です。 駅からすぐにこういった風景です。 シャトルは進んでいますが、人や犬は気軽に線路を横断しています。一応車両の前には笛を吹く担当が座って注意していますがみんなあまり気にしない。 それにしても生活圏が近いですね。 中間地点の市場エリア。 お肉なども売ってます

 

とりあえず、前に座って笛で注意喚起をしているスタッフがいるのですが、日常生活を行っている人たちにとっては、毎日のことなのであまり気にもしていないって感じです。

 

 

プノンペン駅近くのスラム街を歩いてみる

空港から引き返し、先ほどエアポートシャトルから見た場所を歩いてみました。

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エリアの雰囲気とは異なり、遠くにはプノンペンの発展の象徴でもあるワタナックタワーが輝いています。 夕方、鉄道が通らない時間はみんな楽しそうです。 鉄道に座ってみんな井戸端会議 ゴミは散らかったままま 落書きで何となくエリアの雰囲気が伝わってきますね。 線路の上に椅子を置いて座っているおばさん、写真撮っていいかと聞くと嬉しそうにポーズを決めていました。 ちょうどこの前の日にこのエリアでエアポートシャトルとの事故があったそうで、自転車に乗った男の子が亡くなったそうです。 今日の戦果物をみんなで分けてたりもします。 少しするとエアポートシャトルが走ってきました。かなり近いですね。 座っている女性たちは賭けトランプに夢中。毎日のことなので意に介していません。 それにしても、どこに行っても賭けゲームをしていました。

沿線上には裸の子供たちも多いですね。

 

ちなみに、このエリアですが、雨季に訪れると、近くの家屋は水没することが多いため、生活に支障が出ています。また家屋下は泥沼のようになり、プラスチックごみが多く浮遊しています。

また、今後、町の発展に伴い、このエリアも立ち退き対象となっていくと思われますが、今後どうなるか定期的に通いながら、様子を見て行こうと思っています。

 

 

今回は、いつも車窓から見える世界を、見えている世界の生活から紹介してみました。そんな風景の中に自分を置くことで、見えること感じることがあるかもしれません。

 

 

実際、とある調査でこのエリアはスラムエリア対象区となっていますが、そこにいる人たち自身は、自分の住んでるところがスラムと区分けされていることに気づいていない、もしくは気にもしていないという感じでした。

 

 

*個人で訪れることは推奨しません。また暗くなってからの訪問や、観光気分での訪問はしないようにしてください。

 

 

別途、プノンペンのスラムについて調査しているNGOがこちらのSahmakum Teang Tnautです。

調査によると、2013年にはプノンペン内に340地域あったスラム街は2017年度には277地域に減少したそうです。人数で言うと33605人から26207人への減少。

また、その内83%は川沿いに位置しており、土地の登記などもなく不法占拠している人々となっています。

 

 

カンボジアのゴミ山訪問の話はこちら。

【プノンペン】急激な発展の裏側を見る、カンボジアのゴミ山訪問。

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