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2日目 クラチェ-ラタナキリ
若干曇りだ。写真には向かない。8時に起き、ご飯を食べ出発する。
いつもは朝食を取らないのだが、バイク移動の際は、取っておいたほうが後々楽ということに最近になってやっと気づいたのだ。

とりあえず、クラチェの地図を作ろう、小さな町をぐるぐる廻る。
新しく西洋人経営のカフェができ、小さなホテルがオープンしていたが、他は6ヶ月前来たときと変わってない。

カンピ村へ向かい、雨季の河イルカ情報を探る。
ボート料金は以前と比べ少し値上がっていたが、ラミネートされた料金表も準備され明朗会計となっていた。この時期は90分乗って一人7$だそうだ(1~2名 各7$/3名以上 各5$)。
時間が押しているので30分ほどボートに乗ってみたが、イルカは普通に見学できる。ただし、乾季と比べるとやはり水かさが増していた為、少し遠くに見える程度。また、メコン河も茶色く濁っており、乾季のほうがいいことを再認識。

たまたま来ていたタイで日本語教師をしているという日本人にあった。この地域で会うことは実に珍しい。少し話し込んだ後、いつ来るか分からない「また今度」の一言でお互いの旅へと向かった。

カンピ村からラタナキリへと向かう。道は完全に舗装されている。同じような景色が続く道をフルスロットで2時間程走り続けてやっとラタナキリとストントレイの分岐点に到着した。

ここからラタナキリまでは舗装されていない赤土の道だ。
気が重い。雨季だからきっとひどくなっているのだろうと覚悟を決め、バイクを走らせる。

空は雲が広がっているが、太陽もちらほら見えてき始めた。

思ったよりも道路状況は悪くなく、若干ある穴ぼこをすり抜けながら、いいペースで進む。

途中、耕運機で開墾している親子に会う。

いい絵だ。新しい耕運機を使う父親に、子供達が楽しそうについていく。少し自慢げに。

写真を撮ろうと引き返し、シャッターを押していると、子供達がフレームの外へと逃げ出す。恥ずかしいのか、それとも怖いのだろうか。

タバコに火をつけた父親が話しかけてくる。どこへ行くんだい?

カンボジアのシステムで気になっていたことを聞いてみた。

こういった地域、つまり土地の所有権が誰にあるか分からない、いや誰の物でもない地域は開墾した者の物だと言うが本当だろうか。

軽く頷き、ここでもう10年住んでいる。あっちの田んぼも、あそこの畑も、俺の家族のものだ。

ここは去年から開墾し始めたんだ。将来、この子達の物になるんだ。きっと俺の後を継いでくれるだろうよ。

この機械は今年買ったばかりなんだ。2千ドルもしたけど、牛でやってた時と較べるとずっと早く、作業が進むんだ。

子供達が、耕運機に跨り、写真を撮ってほしそうにこっち見ている。

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撮ると、父親が、子供達の写真を現像して欲しいといってきた。

こういった時は、少し困る。現像してもここに来る以外に渡す手段が無いからだ。無碍に断ることも出来ず、お茶を濁すように立ち上がり、先へ進むことにした。

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