以前、ご紹介した数少ないお遍路旅マンガ「55歳の地図 」の黒咲一人さん。
高知でお遍路さん向けの宿をやっている以上、一度はお会いしてみたいと、「アルキヘンロズカン」のしまたけひとさんから、今どこにいるのかという、噂話レベルの話を聞き探しに行ってきました。
聞いた話だと、高知県土佐清水市津呂という場所にある「善根宿」にボランティアとして働き、お遍路で訪れる人々のサポートをしているとのこと。この場所は高知市からだと高速道路を利用して片道約3時間、四国八十八ヵ所では第38番札所の金剛福寺のすぐ近くです・・・。
具体的な詳細は分からないので、とりあえず村まで行って、いろんな人に聞けばきっとたどりつくだろうと思い、かなりざっくり行くことにしました。
実際、会えるかどうかは全く不明。とりあえず、もし会えればと考え、アマゾンでマンガを購入 。(電子書籍でも持っていたのですが、やはりいろんなお遍路さんにも宿で読んでもらおうと思いプレミア価格で購入。このマンガ絶版となっており、定価の2倍くらいで売ってます)
せっかくなので、高速道路は使わず行くことにしました。(片道4時間ほど)
途中、お遍路さんを5人(うち1人は外国人)ほど見かけました。12月の寒さの中、みんな頑張っています。せっかくだから乗っていかないか?と順番に声をかけていったんですが、みんな自分で歩いていくとのこと。途中、すごい峠もあるのにすごいな。
お遍路さん向けの民宿も道路沿いに見かけます。明らかにもう閉めているだろうという物件や、中には売りに出ている物件もちらほら・・・。
到着した、津呂。なかなか狭い道路で、車一台分の幅しかない道がところどころにあります。
で、見かけた町(村?)の方に「この辺に、漫画家の方で、善根宿で働いている人って聞いたことありますか?」と聞くと。「あーそれならすぐそこに大きな桜の木があるところの家じゃないかしら」とのこと。
ホイホイと行ってみると・・・。
ここかなと思う物件発見。お遍路さんの絵がある家。きっとここに違いない!
で、庭から声をかけてみると・・・。
「はいよー!」という声が帰ってきました。
ハイ。いました!黒咲さんです。
かなりフランクな先生です。
なんで、ここにいるのかとざっくり聞いてみると、以前、種崎公園でテント泊(もちろんアウトドアキャンプ的な健康的な意味ではない)している時に、「高知新聞」に取り上げられたのがきっかけで、この善根宿の持ち主「金平」さんから、ここに住んでくれないかと声をかけられたからとのこと。
その時の新聞がこちら。
その後、自転車で日本一周をして、高知に戻ってきて、ここでボランティアしているとのこと。
実際、来た時にはこの善根宿もしばらく閉めていたため、かなり傷んでいたそうですが、少しずつ修復して今の状況になったそうです。(お風呂も作ったそうです)
時間がある時は、マンガを描きながら、少しセクシーなお遍路フィギュアを作ったりしているそうです。
確かに、クオリティ高い・・・。
この日は、お遍路さんの滞在もなく、1時間ほどいろんなお話を聞かせていただきました。
あと、せっかくなのでサインいただきました!
黒咲さん、あえて携帯やネットなども持たないようにしているそうで、行ったら確実にいるという訳ではないそうで、またいつまでここにいるかは決めてないそうですが、時間ある方是非会いに行ってください!
ちなみに、お酒大好きだそうなので、僕も次は3月頃お邪魔する予定です。
マンガの裏話を含め、いろいろ面白い話聞かせてくれますよ。
ざっくりですが、この辺にある「金平庵」というへんろ小屋にいます。
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