シェムリアップには地元の人々が信仰する聖なる山「プノンクーレン」があり、その麓には「プレアアンチョープ(神と繋がるの意)」と言う寺院があります。
以前はこの寺院を経由し、プノンクーレンへの参拝するのが一般的だったんですが、2000年に新しく車道が完成したために現在はほとんど忘れ去られた寺院となっています。
ここまでのアクセスはと言うと、現在一般的に使われている山麓の入場ゲート手前の分岐点をベンメリア方向に約10分ほど走ります。
すると、水工場の看板が見えるのですが、そこに入っていき、まっすぐ山の方向に突き進むと到着。小さな屋台と駐車場があります。
ここからは徒歩。大きな象が2頭の間をすり抜け、10分ほど歩くとプレアアンチョープに到着。
到着して驚くのが、まあ、大きなプールがあることなんですよね。
そして、そのすぐ上には吹き抜けの礼拝堂があり、むき出しの天然の岩には仏陀が彫られており、仏陀前には蓮の花のボウルに、聖なる山から流れてくる天然水が流れこんでいます。
時折訪れる参拝者は、その仏陀に祈りを捧げたのち、ボウル内から水を救い、一口飲む。同時に体の痛いところにその水を少しつけています。そうすることで、体の中をすっきりさせ、頭を活発化させ、体の傷んだところを治癒させる効果があると信じられています。
また、このボウルに流れ込んだ水は清められ、聖なる水としてプールへと流れ込んでいきます。
そう、実際のところ、プールに見えたのは沐浴のための池という訳なんですが、お昼ともなると地元の子供たちがみんな泳いだり、水遊びをしたりしています。
聖なる空間ではあるけど、子供にとっては身近な存在であり、遊び場である。そんなことが当たり前という文化を持つ国って、いいですよね。
ちなみに、ここから「プノンクーレン」山頂までトレッキングが楽しめます。片道約4km、2時間弱ほど。森を歩くので、夜は真っ暗となるので、行く場合は必ず日中に戻れるような時間に出発すること。山頂まではほとんど人と出会わないし、出来れば水や懐中電灯も持っていくようにしましょう。
と言う、神が宿る聖なる山への入り口の寺院でした。
実際に沐浴したい方、水着を忘れずにお持ちくださいね。
せっかくここまで来たなら、沐浴で身を清め、鋭気を養っていかなきゃ意味ないですしね。
勝手なビジネス考察
この寺院、2008年頃に1年ほどいたインターン生がネットで見つけた情報から探しだしたんですよね。日本語ではほとんど見ることがないかなりマイナー情報だったんですが、プノンクーレン入山料20$を払うのは嫌だ!と言う心意気で、英語サイトを探し、実際にシェムリアップから自転車で行き、山頂を含めて観光してきたんですよ。
いやー、すごいインターン生もいるなーと素直に感動したものです。まあ余談ですけどね。
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