「ロテルデュラク」から15分ほど移動したところに、古い町並みの小さな町「海津」があり、こちらの景観、全国で5番目に「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」、重要文化的景観に選定されました。

 

高島市海津・西浜・知内の水辺景観

この海津は琵琶湖に面しているのですが、なぜか防波堤のような石積があるんです。その理由がこのエリアの風が強く、この辺りの民家に波がかかることが問題としてあり、1701年、当時の代官「西与一左衛門」が幕府の許可を得て、湖岸浪除石垣を東浜668メートル、西浜495メートルに亘って築いたそうです。

 

 

 

もともとこの西浜は漁村として発展し、江戸時代以降、琵琶湖の伝統的な漁法である地引網漁等が盛んにおこなわれていました。そして、近代以降はそれら収穫された魚類を加工するために作業場や工場が立ち並ぶようになったとのこと。また宿場町として大津と北陸を結ぶ蒸気船航路でもあったそうで、現在も当時の桟橋が杭だけ残っています。

 

 

ちなみにこのエリアの見どころは、清水の桜、日本の桜名所百選、キャンプ場と淡水の海水浴場、オートキャンプ場などがあります。

 

距離自体はそんなに長いわけではないですが、古い町並みや建物自体を見て回り、のんびりするには良い場所です。

 

桜の時期になると海津漁協の桟橋から、お花見船が出向します。

 

ちなみにこちらの町のまん中に作家「遠藤周作」が名付けた鮒寿司懐石料理店「湖里庵」があります。

 

 

—  重要文化的景観「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」  —

http://www.city.takashima.lg.jp/www/contents/1207300859383/index.html

 

 

勝手なビジネス考察

このエリア、以前は奥琵琶として人気が高かったんですよね（桜の時期は今も多いですが…）。そのため、近くにはペンションなどの空き物件、売り物件が多数あります。ゲストハウスをやりたい人だったらこのエリアもいいかもです。

 

 

 

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